【那須塩原】黒磯中全校生徒と黒磯小6年生ら約200人がこのほど、同中体育館でリラクセーションヨガを体験し、体の健康や心の安定について理解を深めた。
同中によると、両校で昨年度行ったアンケートでは、「すぐに疲れ、やる気が出ない」という回答がほとんどの学年で半数を超えた。「なかなか眠れない」や「すぐにイライラする」なども3~5割に上った。
こうした結果を踏まえ、教職員や学校医、PTAなどで組織する両校の学校保健委員会と黒磯公民館の家庭教育学級が合同で、自律神経を整える効果などがあるとされるヨガの体験を企画した。講師には三区町でヨガサロンを営む荻原(おぎわら)とみ江(え)さん(57)を招いた。
荻原さんは「呼吸によって心と体をコントロールできる」「ヨガは自分の体との対話」などと説明。四つんばいの状態から腕や足を伸ばしたり、座って上半身をひねったりなどさまざまなポーズを指導した。児童生徒らは慣れない動きに悪戦苦闘しながらも、楽しそうな様子で挑戦していた。
同中3年の潮田結香(うしおだゆか)さん(15)は「体が硬いので少し痛かったけど、ヨガをやるとリラックスできるのを実感した。家でも寝る前にやってみたい」と話した。