ジューシーな口当たりと芳醇(ほうじゅん)な甘みが魅力のメロン。栃木県のメロン栽培は昭和40年代に始まり、現在は真岡市でネット(皮が網目状のもの)系のメロンが栽培されています。40年以上、メロンを作り続けているJAはが野メロン専門部会の関川幸雄(せきかわゆきお)部会長(70)は「今年は日照時間が多く、高品質で糖度も高くなっている。多くの人に味わってほしい」と話しています。

新品種も生産

 現在、関川さんが作っているメロンは果肉が赤い「クインシー」、果肉が青い「オトメ」「タカミ」という品種です。3年ほど前から新しい品種の「キングス」(赤肉系)の生産も始めました。メロンの生産はビニールハウスで行います。
 年間のスケジュールは、1月に種をまいて、2月に定植します。3月にミツバチによる交配をして、5月下旬から収穫が始まるそうです。「今年は晴れの日が多いので、収穫が早まるかもしれません」関川さんはこう説明します。

まつりには行列

 メロンの生産で気を付けることは病害対策だそうです。病気に負けないメロンを育てるため、有機質の土を使ったほ場を作ります。また温度管理には特に気を使うそうです。
 皮に傷などがなく、形が整っていて重いものがおいしいそうです。関川さんは「網目が隙間なく張ってあるメロンが糖度もあります」と言います。
 毎年6月上旬には新鮮なメロンを販売する「メロンまつり」がJAはが野真岡地区営農センター内の特設会場で開かれます。毎年多くの来場者が県内外から訪れ、行列もできるほどだそうです。関川さんは「『メロンまつり』にも足を運んでもらい、真岡のメロンを味わってほしい」とアピールしています。

 

 

雑学辞典 

●栃木のメロン  栃木県でのメロン栽培は昭和40年代に真岡市で始まりました。現在は真岡市でネット系(網み目があるもの)が7・8ヘクタール栽培されています。品種は果肉が赤色の「クインシー」が中心です。

●おいしいメロンの選び方  皮に傷や傷みがなく、形が整っていてずっしりと重いものを選びましょう。つるの部分が太くて、変色していないものが甘くておいしいでしょう。

 

次代を担う

中嶋 大輔 さん (28)/ JAしもつけ

理想のトマト目指す

 父(幸平(こうへい)さん)の代から45年続くトマト農家です。約3千平方メートルの土地に耐候性の高軒高ハウス7棟を建ててトマトを生産しています。都内の大学を卒業後、埼玉県の会社に就職しました。長男なので「後には引けない」という思いで就農しました。現在、4年目で父らとともにトマトを作っています。トマト生産者は若い人やIターンで就農している人も多いので心強いです。
 有彩(ありさ)と麗妃(れいき)という品種を作っています。有彩は形が良く硬く、麗妃は味が良く糖度が高いのが特徴です。生産で一番気を使うところは病気対策や温度の管理です。温度管理は今ではスマートフォンでチェックすることができます。
 週に1回、茎の伸び方や茎の太さ、花の高さを測る生育調査をしています。高軒高ハウスでトマトを生産する仲間との勉強会にも参加し、理想のトマトを目指して、情報交換し、研究を重ねています。