大田原市内で春菊を生産している女性3人を中心とした団体です。「真芳(まほう)の里(さと)」という名前は清水真理子(しみずまりこ)さん(58)の「真」、佐藤芳子(さとうよしこ)さんの「芳」(58)、深澤里子(ふかざわさとこ)さん(62)の「里」から取りました。ビニールハウス3棟で春菊を生産しています。

友人同士で生産

 「真芳の里」は2015年に設立。清水さんの夫修一(しゅういち)さん(63)がアスパラガス生産者で、佐藤さんと深澤さんが以前から手伝っていました。清水さんと佐藤さんは高校時代からの同級生、清水さんと深澤さんも友人でした。清水さんは「冬でも比較的容易に生産できる春菊を3人でできないかとお誘いしたら、2人も了解してくれて、共同経営者になってくれました。『真芳の里』をつくりました」ときっかけを話してくれました。

食べ方さまざま

 春菊は9月に種まきをして、10月に定植。11月から4月まで収穫を行います。清水さんは「仲間3人で作業していると効率もいいです」。代表の深澤さんは「細かい仕事が好きなので楽しいです。特に生産が難しくもないですし、高齢になってもできるところもいいですね」、佐藤さんも「素人だったので不安でしたが3人で話し合いながら作業していると問題も解決します」と言います。メンバーの一人、佐藤さんの夫の清美(きよみ)さん(64)は「友人同士で作業しているので楽しいですよ」と笑います。
 春菊のおいしい食べ方を聞きました。深澤さんは「スムージーとチジミがおすすめです」。佐藤さんは「卵とじの汁物です」。清水さんは「やっぱり生でサラダにして食べるのが健康にも一番です」と食べ方はさまざま。春菊は健康志向の現代にぴったりの万能野菜です。

 

雑学辞典 

●春菊の魅力 春に花を咲かせ、葉の形が菊に似ていることからこの名前がつけられました。葉の大きさは大葉、中葉、小葉の3種類に大別されます。

●おいしい春菊の選び方 ビタミンAは野菜の中でもトップクラスです。葉が細く、柔らかいもの、切り口の断面がみずみずしいものを選んでください。鮮やかな緑色で香りの強いものがよいとされています。

次代を担う

木塚雄介さん(41)/ JA佐野

スカイベリーを栽培

 

 高級イチゴのスカイベリーを生産しています。2017年12月から18年5月までに1作目が終わり、今年が2作目となります。今年は作付面積を倍にして、本格的に生産を開始し、日々作業に追われています。
 千葉県市原市の出身で新規就農者です。就農するまでは東京などで会社員をしていました。15年に都内で栃木県での就農希望者を対象にした相談会に参加して農業に興味を持ちました。祖父母の家が佐野市にあることもあり、イチゴの生産を勧められ、15年から県農業大学校で勉強し、16年からイチゴ生産者の下で研修しました。そして翌17年から生産しています。
 ゼロからのスタートでしたが、研修先農家、JA佐野、佐野市や県の方々のサポートのおかげで1作目はうまく生産できました。高いお金を払って買ってくださるお客さんのためにもそれに見合ったものを作っていきたいと思います。