JAしおのやのアスパラガスは「春芽」が出荷のピークを迎えています。アスパラガスには春芽と夏芽があります。春芽は甘くて柔らかいのが特徴で、タンパク質やビタミン、ミネラルなどをバランスよく含み、動脈硬化や高血圧症の予防にも効果があると言われています。JAしおのやのアスパラガス部会副部会長の阿久津浩一(あくつこういち)さん(55)は「今の時期はアスパラガスがおいしい季節です。そのまま茹でて食べるのが一番ですよ」と話します。

芽を大事に育てる

 

 阿久津さん方でアスパラガスの生産を始めたのは14年前です。阿久津さんの父和久(かずひさ)さんが10アールから始めました。その当時、浩一さんは建築関係の自営業でしたが、5年前から専業でアスパラガスを生産しています。浩一さん、妻の咲子さん、和久さん、母のトモ子さんの4人で取り組んでいます。面積は現在は30アールまで増やし、ビニールハウスも10棟になりました。

 苗を植え付けて、1、2年目は収穫せずに株を成長させ、3年目の春に出た芽から収穫を始め、その後10年ほどは収穫が可能です。「タケノコと似ていますね。種をまかず、育苗しない方法が一般的ですが、それだけ芽を大事に育てなければなりません」と阿久津さんは言います。

 12月ごろに肥料を施し、春芽の出荷は2月ごろから始まります。5月になると夏芽の出荷が始まります。「繁忙期は2月ごろですね。夏場はビニールハウスの中が暑くなるので大変です」と笑います。

 

料と病害虫対策を重視

 

 栽培で特に気を付けていることは、肥料の施し方と病害虫対策です。「月に2回は肥料を与えています。化学系の肥料ではなく、土が柔らかくなる有機系の肥料を与えます」。収穫ははさみで切り取って、選別器で長さをそろえて束にしていきます。阿久津さんは「お子さんはアスパラガスの肉巻きが好きですが、天ぷらでもおいしいです。新鮮なJAしおのやのアスパラガスを多くの人に知ってほしいですね」と話しています。

雑学辞典

おいしいアスパラガスの選び方 全体が鮮やかな緑で、茎の太さが変わらないものが良いとされています。またハリがあり、まっすぐなものを選んでください。穂先がピンとしていて、穂がびっしりと詰まっているものが良いアスパラガスです。

健康に良いアスパラガス 新陳代謝を促し、疲労回復に効果があるアスパラギン酸が多く含まれています。アスパラギン酸はタンパ室の合成を高める働きもあり、美肌効果も期待できます。