巨峰やシャインマスカットなどで知られる栃木市岩舟町産のブドウ。今年度も国内だけでなく海外にも輸出する予定です。岩舟町産のブドウの歴史は古く大正時代から始まりました。年間約200トンのブドウを生産する岩舟町ぶどう生産出荷組合の副組合長を務める佐山さんは「岩舟のブドウは房は小ぶりですが味では他県産にも負けない自信があります。安全安心を徹底し、おいしいブドウをお届けしたい」と話しています。

生産に50年の歴史

 岩舟町のブドウ生産は1950~60年代に本格的になったといわれています。その頃はキャンベルという品種が中心でしたが、現在は巨峰やシャインマスカットを中心に生産しています。「ブドウの王様」ともいわれる巨峰は黒紫色の皮が特徴ですが、最近では赤色、白色、緑色などの品種も数多く栽培されています。
 シャインマスカットは2000年に品種登録された白いブドウです。香りと高い糖度が特長で皮ごと食べられます。
 現在、佐山さんはビニールハウスと露地で巨峰とシャインマスカットを生産しています。「作業に変わりはありませんが、シャインマスカットの方が成長が早いですね」と言います。ブドウの生産は芽が出てから出荷するまで約5カ月かかるといわれています。出荷するまでの作業の中で特に神経を使うのが種がないブドウをつくるための作業「ジベレリン処理」だそうです。おいしいブドウは、粒の色が鮮やかで表面にブルーム(果粉)が吹いているものが良いとされています。購入するときは、弾力性があり、大きさがそろっているブドウを選びましょう。

高品質のブドウを

 6月中旬から7月中旬までが出荷のピークで、岩舟町ぶどう生産出荷組合のメンバー43人が忙しい日々を送っています。栃木市岩舟町下津原のJAしもつけの青果物一元集荷所では職員がブドウの検査作業に追われています。
 同JA営農課の担当者は「岩舟のブドウは海外でも高い評価を得ています。高品質のブドウを出荷していきます」と話していました。

 

 雑学辞典

岩舟のブドウとは 岩舟のブドウは東北地方や東京だけでなく、海外にも出荷する予定です。大粒、味の良さが好評で、現地の大手百貨店や高級果物店で販売されています。