今が旬のサトイモは、でんぷんが主要成分です。独特のヌルヌルとした粘性は、ガラクタンやムチンという成分で脳細胞を活性化し、免疫力を強めてがんや、胃・腸壁の潰瘍(かいよう)を予防したり肝臓を強化します。また、タンパク質の消化・吸収を高める効果も期待できます。
今回は、蒸すことでそんな成分を丸ごといただけるレシピです。
サトイモをつぶして!!味のしっかりとしたおやつです。お子さまと一緒に作って秋の夜食にもお試しください。
●材料(2人分)●
サトイモ200グラム、バター20グラム、刻みのり適量
【タレ】
砂糖・しょうゆ 各大さじ1
■作り方
(1) イモはよく洗って皮付きのまま半分に切り、蒸気の上がった蒸し器で15~20分ほど蒸し、竹ぐしがスッと通るまで柔らかくする。
(2) 温かいうちに、キッチンペーパーでこするように皮をむき、ボウルに入れてマッシャーなどでつぶして4等分にする。
(3) (2)のサトイモを1つずつ1センチくらいの厚みに丸く伸ばす。フライパンを熱し、バターを入れて中火で両面をきつね色に焼く。
(4) 焼き上がりにタレをつけ、刻みのりを振る。
162キロカロリー、塩分1.4グラム、調理時間30分
▼JA全農とちぎ鈴木真弓さん(栄養士) 調理のポイント
・手に水をつけてから丸く平らにすると、作業がしやすいですよ。
・(3)の状態でラップに1枚ずつ包んで冷凍することもできます。