1998年4月に道の駅としてオープンした「道の駅明治の森・黒磯」は、7・5ヘクタールの広大な敷地に国の重要文化財である青木家那須別邸と那須塩原市青木ふるさと物産センターを擁し、地域情報発信や交流の拠点として観光客の人気を集めています。

 青木ふるさと物産センターの一角を占めている青木直売所は、地元の農家54人を正会員、近隣の農家約40人を準会員とする「青木産直会」によって運営されています。

 2011年に東日本大震災に伴う原発事故が起きる以前は、多くの観光客が野菜などをまとめ買いして車のトランクに入れて持ち帰る「トランク買い」の光景が日常的に見られたそうです。

 「風評被害を吹き飛ばそうと、新鮮で安全な農産物を取りそろえるのはもちろん、ひな祭りや七夕、正月など年間を通してさまざまなイベントを開催してきました。そうした努力が実り、徐々にお客さんが戻ってきてくれています」。青木産直会の松本(まつもと)洋(よう)子(こ)会長は、そう言って柔和な笑顔をつくります。

 直売所の目玉は、バラエティーに富む野菜です。この時季は雪に囲まれて育った甘み十分なホウレンソウ、ウドや多彩なハーブ類、春から夏にかけては、コリンキー、ハグラウリ、マコモタケやジャムにも使われるルバーブなどがずらりと並びます。2012年度からスタートした地場産野菜を「トマトふるさと鍋」「おせちセット」などのギフトとして販売する事業も売り上げ好調だそうです。

 4月6日には近隣のグラウンドで「農業祭」、13日には道の駅で「感謝祭」を予定。松本会長は「新しいことにどんどん挑戦して、活気のある直売所にしたいです」と意欲を示しています。

【所在地】那須塩原市青木27
【営業時間】(10月~3月)午前9時~午後5時
(4月~9月)午前8時半~午後5時半
【定休日】月曜(祝日、夏休み期間を除く)
【駐車場】46台
【電話】0287・63・0399

[写真説明]新鮮な野菜が並ぶ青木直売所
[写真説明]青木ふるさと物産センターの青木直売所
[地図あり]道の駅明治の森・黒磯青木ふるさと物産センター