「生産者の顔が見える」が、都賀生出宿(おいでじゅく)里の駅直売所のキャッチフレーズです。直売部会の会員約110人が生産し、直売所に出荷する新鮮な農産物や加工品には、会員それぞれの顔写真入りシールの貼付が義務付けられています。会員たちは、生産した野菜などを地元小中学校の給食に納入しているほか、児童との交流給食会を開催するなど「地産地消」「安全安心」の実践に意欲的です。

 この時季は、フルーツトマト、白菜、大根や干し柿用の渋柿などが売れ筋。農家の主婦が作る米まんじゅう、炭酸まんじゅう、シフォンケーキなどの加工品も人気があります。都賀町内にはゴルフ場が多く、カタクリの群生地もあることから、ゴルフや観光帰りに立ち寄るリピーターも目立つそうです。

 常連客の一人で、渋柿30個を購入したという千葉県浦安市の男性(64)は「どの農産物も新鮮なのが一番の魅力。スーパーと違って、スタッフといろいろ話せるのも楽しみなんです」とニッコリ。スタッフの松島節子(まつしませつこ)さん(62)は「私たちがお客さんの要望を聞き、それを直接生産者に伝えられるようにしたいですね。それが直売所の魅力だと思うので」と目を細めます。

 集客アップのため、1月~5月の毎月10日を「トマトの日」、同15日を「イチゴの日」と定めて格安販売するなどイベントにも力を入れている同直売所。担当するJAしもつけ都賀地区営農経済センター営農課の小平峰男(こだいらみねお)係長(49)は今後の課題について「とにかく地産地消にこだわりたい。品薄となる時季を作らない工夫と努力をしていきたいですね」と話しています。

【所在地】栃木市都賀町大柿334の5
【営業時間】午前9時~午後4時半
【定休日】1月1日~4日
【駐車場】30台
【電話】0282・91・1181

 [写真説明]常連客とスタッフの会話も弾む。アットホームな雰囲気の生出宿里の駅直売所
  [写真説明]手打ちそばが食べられる農村レストランを併設している生出宿里の駅直売所
 [地図あり]