ゴーグルを装着してハラスメント研修に臨む職員=25日午後、那須塩原市

 那須塩原市は25日、仮想現実(VR)を使った教材で、市職員向けのハラスメント研修を市役所で行った。NTT東日本栃木支店(宇都宮市東宿郷4丁目、小林博文(こばやしひろふみ)支店長)とNTTラーニングシステムズ(東京都港区、鳥越隆(とりごえたかし)社長)が教材を提供した。

 臨場感のある映像を見ることで、ハラスメントに対する当事者意識をさらに高め防止につなげようと、初めてVRを活用した。

 教材の「NTT XRハラスメント研修VR」は、NTTラーニングシステムズが開発した。両社によると、同教材を自治体が活用するのは全国で初めて。

 研修の対象は課長級以上の職員計76人で、この日は16人が受講した。参加者はVRゴーグルを装着してパワハラやマタニティーハラスメント(マタハラ)の動画4本を視聴。ハラスメントを受けている被害者と、周囲にいる人それぞれの立場を疑似体験した。動画は全部で23種類あり、その中からテーマを設定した。

 同社マーケティング部の安藤雅史(あんどうまさし)マネージャーは「被害者の視点を体験することでより不快な思いを理解できる。360度見渡せるのでいろいろなことに気付いてほしい」と話した。研修は28日まで行う。