
【壬生】町は26日、東京ガス、NTT東日本と「持続可能なまちづくりの実現に向けた包括連携協定」を締結した。3者が協力し、温室効果ガス排出量を実質ゼロにするカーボンニュートラルの推進やデジタル技術サービスの向上を目指す。同内容で自治体が両社と協定を結ぶのは全国初。
町は2050年までに温室効果ガス排出量の実質ゼロを目指す「ゼロカーボンシティ宣言」を表明しており、持続可能なまちづくりに向けた取り組みを推進しようと協定を結んだ。
連携内容は「低炭素エネルギーへの転換とエネルギーインフラの整備」「持続可能なまちづくりを支えるデジタル技術活用」など8項目。具体的な取り組みについては3者が今後協議して決定していく。
町役場で行われた締結式で、小菅一弥(こすげかずや)町長は「町の課題解決に向けお力添えいただけて大変心強い」とあいさつ。東京ガスの小西雅子(こにしまさこ)常務執行役員地域共創カンパニー長(58)は「チーム壬生町として全力で取り組みを進めたい」、NTT東日本の市川泰吾(いちかわたいご)執行役員埼玉事業部長(55)は「若い人たちが謳歌できるようなより良い社会をつくっていきたい」と話した。
締結式に合わせ、南犬飼中2年小林倫太朗(こばやしりんたろう)さん(14)と同床井美海(とこいみう)さん(14)が、11月中旬に町が開催する「町ゼロカーボンシティプレゼン発表大会」のPRを行った。