直売所外壁に書かれた「よっとこれ」の文字がお客さまを誘います。こぢんまりとした店内には旬の朝どり野菜をはじめコメや果物、卵などが所狭しとならんでいます。直売部部会長の松本トミ(まつもととみ)さん(76)は「種類がたくさんあるのが、このお店の特長です。この時季ですと鍋物の野菜は全部そろいます」と胸を張ります。

 地元農家を中心に約100人の会員の自慢の一品が並び、近隣の常連さんをはじめ市外や県外からも1日約200人ほどが来店します。今は地元産の新米を購入する人も多く、これからのシーズンはイチゴが人気だそうです。

 春先になるとセリやウドなども並び、季節を先取りした商品を手に取ることができます。ほぼ毎日来店するという栃木市、石川アイ子(いしかわあいこ)さん(73)は「新鮮で良い物がそろっているのがうれしいです。ここで購入したものを友達にあげることも多いんですよ」と笑顔。

 安全・安心の商品を提供するために栽培履歴の管理を強化しています。直売所に出品する生産者は、事前に栽培期間や農薬使用などを生産履歴として農協に書類で提出。その情報がデータベース化され、直売所の値札を発行する機械とリンクしており、生産履歴で安全確認ができた生産者だけが、値札を発行できる仕組みになっています。同直売所の新井康浩(あらいやすひろ)店長は「これまでも安全にはこだわってきましたが、このシステムでよりお客さまに安心してご購入いただけるようになりました」と話します。

 今月の29、30日には恒例の年末セールも開催します。両日とも先着200人に地元産米を配るほか、地元野菜をふんだんにつかった豚汁などを振る舞います。新井店長は「一年の感謝を込めた催しです。多くの皆さんに足を運んでいただければ」と来場を呼び掛けていました。

【所在地】栃木市大宮1419の5
【営業時間】午前8時30分~午後4時
【定休日】火曜日(12月31日は正午まで。年始は6日から営業)
【駐車場】20台
【電話】0282・27・8555

[写真説明]豊富な種類の野菜が並ぶ「とちぎ農産物直売所『よっとこれ』」
[写真説明]「よっとこれ」