1日平均、約3万4000人の乗車人員(2009年度)を数えるJR宇都宮駅。昨年春、宇都宮駅ビルパセオの1階にオープンした「えきの市場」は、通勤客など、毎日のように駅を利用する消費者から支持され、毎日約2000人の買い物客を数えます。特に「98円均一コーナー」が設けられる月曜日はにぎわいます。

 えきの市場はJAうつのみやの直売所だけでなく精肉、惣菜(そうざい)、鮮魚、グロサリー(食料品や加工品)などの専門店も入っています。同JAの担当者は「お勤めのお客さまからは『普段の買い物と併せて、安全安心な地場産品を帰宅途中に買えるのはありがたい』という言葉をいただいています」。昨年11月からは宇都宮市の「うつのみや地産地消推進店」にも承認され、より一層地場産品の消費拡大に向けて努めています。

 また、観光客など多くの人が行き交うロケーションのため「農業王国うつのみや」をアピールする上でも格好の場となっています。初夏を迎え店内には、高糖度のトマト「プレミアム7」、新タマネギなど、宇都宮が誇るブランド農産物が並びます。地元の買い物客だけでなく観光客や出張帰りのビジネスマンが足を止めて品定めする姿も見受けられます。

 3月11日の東日本大震災以後は、計画停電などにより、苦しい日々が続きました。原発事故による風評被害が尾を引く中でも、県のモニタリング調査で安全性が確認された農産物には「確認」の印を表示。また生産者の協力を得て「がんばろう!うつのみやの農業」試食販売会を開催するなど、安全・安心な宇都宮産の農産物をアピールしました。その他にも、駅ビルパセオとの共催で農業体験ツアーなどを催し、地域農業と消費者の信頼関係を築く努力も重ねています。

【所在地】宇都宮市川向町1−23、宇都宮駅ビルパセオ1階

【営業時間】午前10時~午後8時

【定休日】なし(元日除く)

【駐車場】パセオ駐車場(有料)62台(1時間無料、1000円以上購入で2時間、3000円以上で最大4時間無料)その他提携駐車場161台

【電話】028・627・8438(農産物直売所直通)

 [写真説明]精肉、鮮魚から地場産の新鮮野菜も併せて買える「えきの市場」。JAのブランド農産物も数多くそろう

 [写真あり]JR宇都宮駅ビル「パセオ」1階にある「えきの市場」