佐野市の国道50号沿いに位置する花の停車場「アグリタウン」内に、農産物直売所「菜果(なか)な花(か)」があります。

 同直売所は「地域農業の振興」と「都市と農村の交流」を目的として、2003年11月にオープンしました。1日の平均利用者数は500人。その7~8割が地元のリピーターだそうです。  

 「観光でお土産を買いに来るのではなく、食材を買いに来るお客さまが中心です。他店と比較して少しでも値段が高かったり、鮮度が悪いと品物が売れません」。アグリタウンの運営を手掛ける佐野観光農園代表取締役社長の岡田善美(おかだよしみ)さんは、鮮度を重視し、毎日特売価格での商品提供を心掛けていると強調します。

 店内には佐野市特産のフルーツトマトやかき菜、イチゴのほか、ホウレン草、白菜などの旬の農産物、花木、切り餅(もち)やまんじゅうなどの加工品が豊富にそろっています。これらの商品は約100人の地元生産者が毎日搬入し、売れ残ったものはその日にすべて持ち帰っています。玄米を好みのすり加減に調整する「今摺(ず)り米」も好評です。

岡田さんは「特にイチゴは品質が高いものがそろっています。夏に人気はトウモロコシと枝豆。朝採ったものをその日のうちに販売しているのでとても新鮮です。今まで食べていたものとはひと味違うと思いますので、ぜひ食べてほしい」と太鼓判を押します。

 直売所に隣接して花の展示コーナーやアイスクリーム直売所、物産館、農村レストランのほか、イチゴやブルーベリー狩りができる観光農園もあります。旬のイチゴ狩りは、週末ともなると埼玉、東京、群馬などの近県から1日1500人を超える観光客が参加します。

 近隣には「佐野プレミアムアウトレット」「イオン佐野新都市ショッピングセンター」などの大型商業施設や、彩り豊かな自然を満喫できる「県立みかも山公園」もあります。直売所で食と農を楽しんだ後に足をのばしてみてはいかがですか。

 [写真説明]新鮮な農産物や加工品が豊富にそろう

【所在地】佐野市植下町802の4

【営業時間】冬期(10~3月)午前9時から午後5時/夏期(4~9月)午前9時から午後6時。年中無休(元日、8月最終月曜日は除く)。

【電話】0283・20・5215