旧烏山町中心部に位置する「とりたて野菜直売所」は県内初の農産物直売所。1970年代末に開設されました。

 当初は、旧JA烏山支所の空き地に新聞を敷いて野菜などを販売していました。その後、店舗を構え、現在の場所に移ってから既に25年以上がたちます。今では地域に根差した直売所として多くの人に愛されています。

 店内にはJAなす南の青空市協議会会員85人が生産する新鮮な農産物が充実。歯ごたえのあるシイタケやみずみずしいハクサイをはじめ、ダイコン、イチゴ、ナシ、ユズなどの旬の農産物が並んでいます。そばどころとして知られる八溝地区で取れたそば粉が売られているのも特徴です。

 同直売所で販売を17年間担当する池沢(いけざわ)アエ子さんは「昔はたまにしかお客さんが来ませんでした。食の偽装問題が話題になってからはお客さんがかなり増えました」と消費者の食への意識が変わったと話します。「以前は虫食いや色、形が悪い野菜に文句を言うお客さんもいましたが、今では皆さん積極的に買っていきますね」と笑います。

 協議会を束ねるJAなす南営農部園芸課の大谷真一(おおやしんいち)さんは「新鮮で安全・安心な地元の農産物を提供するために栽培履歴についての講習会や、先進的な取り組みをしている直売所への視察を行っています。多くの人に信頼される直売所を目指し、売り上げにもつなげたい」と意欲を燃やします。年に1回行う「感謝祭」では、そばなどを無料で提供。今年は20日に開催を予定し、おしるこの無料配布を行います。

 周辺には烏山の名産品「烏山和紙」製品の展示・即売を行っている「烏山和紙会館」や、国重要無形民俗文化財である「山あげ祭」の屋台などを展示する「山あげ会館」があり、ぜひ足を延ばしてみてはいかがですか。

 [写真説明]地元のリピーターが多く、販売を担当する池沢さん(左から2人目)とはみな顔なじみ。店頭はいつも笑い声が絶えない

【所在地】那須烏山市初音7の8

【営業時間】平日/午前9時から午後2時。土・日曜日/午前9時から正午。祝祭日、年末年始は休み。

【電話】0287・84・0731