栃木銀行(黒本淳之介(くろもとじゅんのすけ)頭取)とファーマーズ・フォレスト(宇都宮市新里町、松本謙(まつもとゆずる)社長)、NTT東日本栃木支店(小林博文(こばやしひろふみ)支店長)は4日、県産品などをレジで決済せずに購入できる実証店舗を25日に栃銀御幸ケ原支店(宇都宮市御幸ケ原町)へ開設すると発表した。

 人口減による労働力不足を念頭に、情報通信技術(ICT)の活用で省人化が図れる「スマートストア」の可能性を探ろうとNTT東日本が両社に提案した。  県内事業者の菓子や総菜、農産物など最大150種類を販売する。フェアトレード商品も扱い、人や環境に配慮したエシカル(倫理的)消費を促進する。栃銀が御幸ケ原支店内の現金自動預払機(ATM)コーナーを提供し、NTT東日本が店舗運営に必要なシステムを整備する。商品の搬入や陳列はファーマーズ・フォレストが担当する。

 利用者は専用のスマートフォン用アプリをダウンロードし、クレジットカード情報を登録する。購入したい商品のバーコードをスマホで読み込んで決済ボタンを押せば購入が完了する。電子マネーやQRコードによる決済も可能で、スマホがない人には決済用の端末を貸し出す。人工知能(AI)を活用し、来店客の動向から商品の需要を予測し、商品の廃棄ロスや発注作業の効率化を目指す。

 営業時間は平日午前9時~午後3時で、利用状況を踏まえて延長も検討する。店舗運営は来年4月22日まで。