那須塩原/ICTを活用した将来について話し合う渡辺市長(右から2人目)ら
那須塩原/ICTを活用した将来について話し合う渡辺市長(右から2人目)ら

 【那須塩原】大学関係者、通信事業者らと渡辺美知太郎(わたなべみちたろう)市長がICT(情報通信技術)を使った市の将来について語り合う「ICT活用首長円卓会議」が31日、市役所本庁舎で開かれた。市が3月策定した市気候変動適応計画やスマートシティーなどについて意見を交わした。

 会議は事業構想大学院大とNTT東日本の共催。渡辺市長のほか、同大産官学連携本部の織田竜輔(おだりょうすけ)本部長、NTT東日本の長谷部周彦(はせべちかひこ)栃木支店長が出席した。

 地球温暖化や新型コロナウイルス感染症拡大などさまざまなリスクが顕在化する中、織田本部長から市の取り組みを問われた渡辺市長は「遠隔教育など、新型コロナを契機にICTのさらなる利活用は強く意識するようになった」とし、「再生可能エネルギーの取り組みなどと合わせ、那須塩原をサステナブル(持続可能)なエリアにすることが到達点だと思っている」などと答えた。

2020年04月01日(水) 下野新聞朝刊