今春卒業する大学生らを採用した企業のうち、計画していた採用人数を満たせなかった企業の割合が52・0%に上ることが26日、就職情報会社リクルートキャリアが運営する「就職みらい研究所」の調査で分かった。前年より1・2ポイント増えており、学生に有利な「売り手市場」で企業に厳しい状況が続いていることが浮き彫りになった。

 調査は昨年12月~今年1月に実施し、約1200社の回答を得た。「計画より若干少ない」が36・0%、「計画よりかなり少ない」が16・0%、「現在選考中のため未定」が1・4%だった。

 また、来春卒業予定の大学生らの採用については、4社に1社が東京五輪・パラリンピックのため時期を前倒しすると答えた。選考開始を早める企業は26・7%、内定出しを早めるのは25・9%。5月までに内定を出し始めるという企業は78・9%に上り、前年から12・4ポイント増えた。

 ただ、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて会社説明会が相次いで中止されており、スケジュールに変更が生じる可能性もある。同研究所の増本全(ますもと・ぜん)所長は学生に「興味がある企業の採用サイトを確認し、最新かつ確実な情報を得てほしい」と呼び掛けている。