次代を担う/JAなす南 和牛部会肥育部会 青年部なかがわ支部副支部長/
磯野厚(いそのあつし)さん(36)/父親世代の意志受け継ぐ

 私たちが育てているブランド牛の「とちぎ和牛」は、東京圏を中心として知名度が徐々に上がってきています。さらに多くの消費者に国産牛の魅力を分かっていただくために、青年部などの活動を通してPRに力を入れるとともに、私自身としてもより高品質な肉牛の肥育に取り組んでいきたいと思っています。

 私は東京の大学を卒業後、全くの素人から農業を始めて今年で12年目です。5年目ぐらいまでは、肉体的にも、精神的にもきつかったですね。最近になって、やるべきことが分かってきてからは自分のペースで仕事ができるようになりました。やはり、誰かにやれと命じられてやる仕事と、自分でやらなければと思ってやる仕事では向き合い方が違ってきますから。

 農業には、技術と知識と経験が必要ですが、加えて上の世代から仕事に対する姿勢や意志を受け継ぐことが大切だと思うようになりました。とちぎ和牛を立ち上げた父親たちの世代は、「日本一のブランドに」を合言葉に、これまでさまざまな努力を重ねてきたと聞いています。その強い思いを、これから私たちの世代が受け継いでいかなければと思っています。

 年に2回開催される肉牛の全国大会で1位になることが、父と私の長年の夢です。数年前に2位に終わって悔しい思いをしているので、父が現役でいる間にぜひ実現させたいですね。


ようこそJAへ/JAなす南/農業の基本学べる講習会

 JAなす南は、2年前からJAくらしの活動の一環として、アグリセミナーやウオーキング大会にに取り組んでいます。

 アグリセミナーは、「農業の基本が学べる」と人気があり、今年は5回を予定しています。地域の女性農業者や新規就農者が主な対象で、参加者からのアンケート結果をもとに、ニーズに合った内容で講習会を企画しています。

 今年は実際に畑へ出向き、各作物の生産者が栽培の匠として講師となり講習を行います。参加者の声が今後のセミナーに反映されやすく、講習内容がわかりやすいことで人気を得ており、次回のセミナーは7月26日。なすの切戻し剪定(せんてい)を学びます。

 また、10月13日にはウオーキング大会を予定しています。「JA健康寿命100歳」を掲げ、地域住民の健康づくりを担っています。友達・家族と地域の景観を楽しみながら歩くことができると、参加者からは好評。昨年は約130人が参加し、中間地点の休憩所では、地元特産物の中山かぼちゃを使ったスープを振る舞うなど、イベントも企画しました。参加費用は無料で、今年は9月ごろから参加者を募る予定です。ぜひ仲間づくり、健康な体づくりを目指してご参加ください。

[写真説明]磯野厚さん