「この野菜は何?」「それは葉タマネギ」「どうやって食べるとおいしいかしら?」

 そんなやりとりができるのも地方の直売所ならでは。地元で採れた新鮮な農産物を提供し続け22年、誰もがふるさとに帰ったような、ホっとするひとときを過ごせる直売所です。

 全国に誇るリゾート地・那須高原に近いため、土曜、日曜ともなれば福島、水戸、大宮、相模など県外ナンバーの車がひっきりなしに来店します。那須高原に別荘を所有する“常連客”を持つのも同直売所の特徴です。

 那須塩原市高林地区の生産農家31人で組織する「高林産直会」(相馬一男会長)が、新鮮な野菜、キノコ類、総菜などの加工品を販売、農作物だけでも常時約20品目の作物が並びます。この季節はからし菜、ジャンボホウレン草、小松菜などの葉物が充実しており、旬を迎えるキュウリも出回り始めました。

 また、これまでは作物をコンテナに入れたまま棚に置いていましたが、今年の3月からは、棚に人工芝マットを敷き、作物を平置き陳列するように変更しました。産直会をまとめる会長夫人の相馬孝さん=那須塩原市高林=は「ほかの直売所を見習って、お客さんが買い物をしやすいようにしました。今月末には会員を募って、県南の道の駅直売所などを視察してくるつもりです」と、よりよい直売所づくりに意欲的です。

 今年のゴールデンウイークは、春先の天候不順による野菜の高騰の影響で「客足が直売所に流れた」(JA担当者)らしく、例年にない売り上げを記録しました。また、同産直会では価格の付け方を生産者が自由に付けられるように切り替えたばかりで、良心的な価格設定が売れ行きに拍車を掛けたようです。

 近隣には、アウトレットモールがあり、買い物帰りにちょっと寄り道してみるのもいいですね。

 【所在地】那須塩原市木綿畑635の2

 【営業時間】午前8時半から午後5時まで。木曜日定休。

 【駐車場】約30台

 【電話】0287・68・1092

 [写真説明]操業22年を数える高林産直会直売所。買い物がしやすいようにと陳列方法も変えた=那須塩原市木綿畑