春の入学・進級シーズンに合わせて、新しい文具をそろえる家庭も多いのでは。昨年から新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛が続いていることもあり、文具店では“おうち学習”を充実させるアイデア文具が増えているという。上野文具インターパーク店の鈴木ゆみ子(すずきゆみこ)店長に、自宅での勉強が楽しくなる文具や最新グッズを教えてもらった。

鈴木ゆみこさん


 鈴木店長によると、新入学・低学年児童はキャラクター文具などデザインから入り、中学年以降は使い勝手や好みのブランドを重視する傾向にあるそうで「お勉強を楽しい時間にするためにも、お子さんの好きな文具を選ぶのが一番」と紹介する。
 以前は子ども部屋で宿題をする家庭が多かったが、家族の目が届く場所で勉強することで集中力を養う「リビング学習」が注目されている。店頭にはリビングで勉強する時に便利な文具がずらりと並び、幅広い世代から人気を集めている。
 一押しは、勉強時間を可視化できるタイマー。時間の経過とともに文字盤内の色付きフィルム部分が少なくなり、残り時間が一目で分かるので時間の感覚や集中力を養うのに効果的だ。

勉強時間を可視化できるタイマー(右)や書見台(中央)などがあれば「リビング学習」がよりはかどりそうだ

手元を柔らかい光で照らす発光ダイオード(LED)ライトや教科書を立て掛けられる書見台、机に広がった消しゴムのかすを簡単に集められる電動クリーナーなどもあり、子どもの自宅学習はもちろん大人のテレワークのやる気アップにもつながりそう。
 おなじみの地球儀や塗り絵にも最新機能が搭載され、どんどん進化している。「おしゃべり機能」が付いた地球儀は、付属のタッチペンで触れると世界各国の国歌や言語、人口などの情報を音声で教えてくれる優れもの。国の場所を探すクイズモードもついており、遊び感覚で世界の国々を学ぶことができる。鈴木店長は「ニュースに出た国を探してみるなど、家族で地球儀を眺めることで世界に興味をもってもらえるのでは」と太鼓判を押す。

国名や国歌などの情報を教えてくれる「おしゃべり機能」付き地球儀

 動物や恐竜、海の生き物などの塗り絵を専用アプリでスキャンすると、拡張現実(AR)として遊べるようになる「うごくぬりえ」も登場。動物の生態などを教えてくれる図鑑機能もあるので、塗り絵やアプリで遊びながら動物について知識を深めることができる。
 また、クレヨンや粘土には、みつろうやコメなど天然由来の素材を使った物も多い。お絵描きや粘土遊びが好きな子のためには、万が一、口に入れても安心な文具を選ぼう。

専用アプリでスキャンして、スマートフォンなどで遊べる最新の塗り絵もある