夏本番となり、熱中症対策とともに気を付けたいのが日焼け対策。気になる話題をアンケートで掘り下げる今月の「子育てリサーチ」は、子どもの日焼け対策をテーマに、無料通信アプリLINEの「はぐくもっと」などで聞いた。先々への影響を考えて日焼け対策を講じている一方で、子どもが嫌がって実践できずにいる家庭も多く、苦労している様子がうかがえた。

アンケートは7月中旬に実施し、LINEやツイッターを通じて30~50代の男女40人が回答した。子どもの日焼け対策について「普段から取り組んでいる」と回答したのは4割。年代別では未就学児は日焼け対策をしている人が多かったが、小学生になると十分に取り組めていないと回答する割合が3分の2を占めた。
女児の保護者は半数以上が日焼け対策に前向きだったが、男児の保護者の7割が「嫌がるのであまり取り組めていない」「取り組んでいない・気にしていない」と答え、男女でも対応に差があるようだ。

「屋外スポーツをしているので日焼け止めを塗ってほしいが、拒否される」といった声が寄せられ、子どもに日焼け止め対策をしてほしいけれど本人が嫌がると悩んでいる人が多いようだ。また忙しい朝に塗るのを忘れてしまう、虫よけ対策とどちらを優先すべきか困るという意見もあった。
具体的な対策について複数回答でうかがうと、およそ半数が帽子や子ども用日焼け止めを使用していた。このほか水着を着るときにラッシュガードを着用させる、学校の登下校中で日傘を使わせる人もおり、熱中症対策を兼ねて日焼け対策に取り組んでいるようだ。
◇コメント集
首回りにクールタオルを巻いて日焼けと熱中症対策をしてます。(真岡市、30代女性)
虫よけと一緒になっているものを探すのが大変。(宇都宮市、50代女性)
日焼け後のケアも重要なので、日焼けをしたらすぐにボディージェルを塗り、必ず保湿する。(栃木市、30代女性)
屋外スポーツをしているので日焼け止めを塗りたいが、ベタベタするのがイヤだ、汗と混じると目に染みると嫌がって付けさせてもらえない。すでに顔や首にホクロが増えてしまった。それでも付けてくれないので、困っている。(宇都宮市、40代女性)
常に動き回っているので日焼け止めを塗るタイミングがない。せめて帽子をかぶせたいとも思うが、帽子をかぶるのを嫌がったりする。(宇都宮市、40代女性)
中学校の子どもを持つ友だちの話では、学校での塗り直しを禁止されているとのこと。紫外線は害であることが分かっているのだから、校則にいつまでもとらわれず、柔軟に対応してほしい。(宇都宮市、30代女性)
日焼け止めを嫌がるので、うまく塗れない。学校には持って行けないので、朝塗るが、帰りの方が日差しも強いので、日傘だけではケアできないと思うが。(佐野市、40代女性)