
世界3大ミスコンテストの一つ、ミス・インターナショナルに出場する2020ミス・インターナショナル日本代表に選ばれた寺内千穂(てらうちちほ)さん(27)。父守(まもる)さん(60)と母恵子(けいこ)さん(59)に子育てを振り返ってもらった。

恵子さん 千穂は2歳ずつ年の離れた姉と兄の3人きょうだいの一番下として生まれました。生まれた時の体重は3786グラム、身長は54センチ。よく食べる子で、幼稚園の時から周りの子よりも頭一つ分大きかったです。
守さん 身長171センチの長身は181センチある私に似たのでしょう。私は工務店を営んでおりお客さんなどが多く来ていましたが、背の高い千穂は小さな頃から周囲の大人に「モデルさんになったら」とよく言われました。子どもの時は「芸能界に入る」と近所の人に言っていたようです。
恵子さん 一方で、体が大きいことを気にする面もあり、小学1年生の時には体育の着替えが嫌で「学校に行きたくない」と言い出しました。自分の子どもは自分しか助けられないと思い、1、2日休ませましたが、それが続くと大変だなと思いました。幸い、先生がとてもいい先生で、千穂が好きなフラフープをしようなどと声掛けをしてくれて、不登校に至らずに済みました。小学生の時の習い事はピアノや鼓隊部、クラシックバレエなどをやっていましたね。

守さん 私はテレビゲームはせずに、太陽の下で遊んでほしいとの考えで、子どもたちに接していました。なので幼稚園や小学生低学年の時には、お兄ちゃんとカブトムシ、クワガタムシ取りやザリガニ釣りに夢中になって、いつも外で遊んでいました。ミミズも平気で素手で捕まえるような活発さで、よく笑う子に育ちました。子どもが「やりたい」と言ったことを止めたことはないです。その中から好きなことを見つけてもらえたらと思ってきました。
恵子さん 3人目で子育ての記憶があまりないですが、私も明るく元気な子に育ってほしいと願っていました。「自分にされて嫌なことは、人にはしないように」とよく言い聞かせていました。3歳の時には小児ぜんそくで入院したこともありましたが、人に迷惑を掛けず、健康に育ってくれて良かったです。
