ポイントは「車」と「熱」

家庭での省エネ

 日本のエネルギー消費量をみると、全体の約15%を「家庭」が占める。さらに車の使用も少なくないため、生活の中で電気やガソリンなどのエネルギーを効率的に使えば、温室効果ガスの排出削減につながる。県地球温暖化防止活動推進センターの増渕弘子(ますぶちひろこ)事務局長は「『車』と『熱』がポイント」と強調する。

 本県の1世帯当たりのCO2排出割合を推計すると、「車」は42%で全国の2倍弱に上る。また「暖房」と「給湯」が合わせて28%になる。

 車の運転では、20キロの加速までに5秒をかける「eスタート」が有効。排気量2000cc、年間1万キロ走行、平均燃費ガソリン1リットル当たり11・6キロの条件下で年間にガソリン約80リットル、CO2約190キログラムを削減できる。加速、減速を頻繁にしないことも大切という。

 室内では、厚手のカーテンなど窓の工夫だけでも暖房の熱を逃がさない効果が高まる。節水シャワーヘッドで湯量を減らし、家族で時間を空けずに入浴することも省エネに結び付く。

 夏の冷房も、設定温度28度で長時間稼働させるのは効率が悪い。グリーンカーテンなどで直射日光を遮り、低い設定温度で一気に冷やしてから設定を上げた方が効果的という。増渕事務局長は「省エネは我慢ではなく、暮らしを快適にし、環境にも財布にも優しい」と説明する。