足利市東部の住宅地に位置するJA足利の農産物直売所「あんあん八椚(やつくぬぎ)」には、散歩がてらに立ち寄る人をはじめ、地元の常連客の姿が目立ちます。2010年の開店当初から店舗スタッフとして勤務する渡辺絹代(わたなべきぬよ)さんは「顔なじみのお客さまが多く、家庭的雰囲気があるお店です。お客さまに楽しい気持ちになっていただけるように、明るい接客を心がけています」と話します。

 トマトや白菜、ネギ、イチゴなど地元産を中心とした新鮮野菜と加工品が所狭しと並びます。JA足利は管内に五つの直売所を持っています。生産者はJA足利直売所部会に会員登録すると、どの直売所にも農産物を納入することができます。これにより、足利市東部にあるあんあん八椚にも、足利市全域から新鮮で、魅力ある商品が集まってきます。

 直売所を担当するJA足利の三浦裕介(みうらゆうすけ)さんは「部会員の皆さんの協力もあり、年間を通してお客さまにアピールできる商品が並びます。新鮮さはもちろん、生産履歴を提出しないと納品できないシステムも導入しており、安心安全な農作物の提供には自信を持っています」と胸を張ります。

 1日平均100~130人ほどが来店します。JA足利が誇る統一ブランド「あしかが美人」に認定されたイチゴ、トマト、ダイコン、アスパラガスなどが一年を通じて人気を集めます。また、共同選果でわずかに赤みが強く基準を外れたトマトが安価で袋売りされていたり、同じく規格外となりジャム用に販売されているイチゴも数に限りはありますが、隠れた人気商品です。

 週1回、徒歩で片道10分かけて訪れるという同市毛野新町、森島春美(もりしまはるみ)さんは「きょうは紫大根を買いにやってきました。なかなかスーパーには並ばない商品がこのお店にはあるので、運動がてら楽しみに足を運んでいます」と、目当ての商品を手に笑顔でした。

【所在地】足利市八椚町232の1
【営業時間】午前9時30分~午後5時
【定休日】無休(臨時休業あり)
【駐車場】20台
【電話】0284・64・8639