気になる話題をアンケートで掘り下げる「子育てリサーチ」。新型コロナウイルス禍による行動制限がなく、最大9連休となった今年のゴールデンウイーク(GW)の予定について、無料通信アプリLINEの「はぐくもっと」登録者などに聞いた。県内を含む近場へのお出かけを予定している人が多かった一方、人出や感染対策を考慮し、慎重に過ごすという声も根強かった。
アンケートは4月中旬に実施し、20~60代の男女62人が回答した。未就学児、小中学生のお子さんがいる保護者45人にGWの予定を聞くと、45%が「はい」、24%が「いいえ」、「未定」が31%だった。「はい」と答えた人に行き先を尋ねると、「栃木以外の関東」「県内観光地」「実家へ帰省」と続き、中には「東北」「九州」という人もいた。

ここ3年間はコロナによる外出自粛が続いていたこともあり、GWへの思いを尋ねた自由記述には、さまざまな声が寄せられた。「これまでより少し足を伸ばし、子どもたちにさまざまな経験をさせたい」など連休らしく好きな場所で友達や家族と過ごすのを心待ちにする声が並んだ。
対照的に「ノーマスク」への抵抗感はまだある、混雑する観光地に行きたくないと考える人もおり、「3密回避」は継続という意見も多かった。
「子どもの習い事で東京遠征」「子どもたちは部活、田植えの手伝い、地域のお祭りへの参加でGWは終わってしまう」とお出かけ以外の予定で多忙という報告も。コロナ禍前の日常は少しずつ近づいているようだ。
関東圏ですが離れた家族の安否確認やお墓参りをしたいと思います。(宇都宮市 50代女性)
なかなか子どもを授からず、悩んでいたときに訪れた伊香保温泉。子宝に恵まれるよう神社へ。それからすぐ長男を授かり、今では2人の息子の母親に。今年は家族4人でお礼参りに行こうと思います。(宇都宮市 40代女性)
コロナでなるべく人混みを避けていましまが、今回は気にせずに出かけられるのでうれしい。(大田原市 40代女性)
子どもの習い事で東京遠征があるので、ついでにお泊まりで遊んでこようと思います。(宇都宮市 40代女性)
久しぶりに実家へ帰りゆっくりする。(宇都宮市 30代女性)
マスクなしで行動する人も増えてきたので、人混みや県外から人が集まりそうな場所にはあまり行きたくない。(大田原市 20代女性)
外出は混むから、家でゆっくり酒をのむ。(宇都宮市 30代女性)
野外でできることや感染対策を個人でしっかりしつつ楽しめればと思います。(小山市 30代女性)
あまりにも人の多い所への外出は、不安です。マスク着用も個人の判断になり、娘はまだ着用すると言っています。(下野市 30代女性)
公園やお家で遊ぶ日常的な遊び方に少し工夫をして彩りを加えて、GW明けの空いているタイミングでお出かけを予定したい。(下野市 30代男性)
わざわざ人混みに行きたくないが、連休なので子どもたちには楽しみをつくってあげたい。(大田原市 30代女性)
休み前半に子どもを連れて実家へ帰省、後半は仕事です。(佐野市 30代女性)