下野新聞子ども虐待防止啓蒙キャンペーン「虐待ゼロへ いのちにハグを。とちぎ」では、 新聞等での啓蒙活動に加え、より身近な生活の中に子どもの虐待について考えてほしいと「いのちにハグを。ACTION」を立ち上げ様々な活動にも取り組んでいます。 その一環として今回は、「ストレス軽減効果」や「リラックス効果」を持つ森林環境に着目し、親子での自然体験を通じて、 家族間のコミュニケーションアップや幸福感の増進を目的にスーパースポーツゼビオプレゼンツ「いのちにハグを。ACTION 実験!親子de セラピーキャンプ!」を 5月14・15の両日にわたり日光市の銀山平公園キャンプ場で開催しました。

親子キャンプ通じ 家族の絆深める
前日までの雨予報が一転、開催2日間は時折晴天になるなど天気に恵まれた銀山平公園キャンプ場。県内各地から5組17人のご家族が参加し、日光市足尾の庚申渓谷の雄大な自然の中で、親子キャンプを中心にさまざまなアトラクションを体験しました。その中のメインとなる「親子deセラピーアトラクション」では、森林の持つさまざまな健康効果を研究されている東北医科薬科大学若林病院総合診療科の住友和弘病院教授を講師に、森林環境でのストレス軽減効果やリラックス効果を実験するため、各種アトラクションを実施しました。
参加者はまず、血圧と唾液アミラーゼ活性測定を行い、各自心身の状態を確認。その後、近くの沢に移動し、マスのつかみ取りや、森林を散策しました。森林散策中には木に触れて音を聞いたり、葉の香りを嗅いでみたりと自然から出ている成分を学びながら森林浴を楽しみます。その後参加者全員でモルック(フィンランド・カレリア地方の伝統的なゲームをもとにしたスポーツ)を楽しみ、夜はキャンプファイヤーを囲みながら自分たちで取ったマスの塩焼きを口にしました。子どもたちは笑顔でマスを頬張り、火を見つめながらゆっくりと流れる親子の時間を過ごし初日が終了です。



翌日は住友教授の先導で約1時間半の森林ウォーキングからスタート。沢の近くで瞑想をしたり、森林の中で横になって下から上の木を眺めてみたり、親子でハグをしたりすることで親子の絆を深めました。ウォーキング終了後、初日と同様に再度血圧と唾液アミラーゼ測定を実施。2日間にわたるセラピーアトラクション参加前と後で数値を比較したところ、参加者の多くが血圧低下、ストレスレベルの改善などの効果が見られました。


今回のイベントの特別協賛社であるゼビオ株式会社からは、よりキャンプの質を高めてもらおうと各種キャンプ用品が提供され、参加者は椅子の座り心地や、風が吹いていても遊べるバトミントンなどを体験しました。
