3・11特別編(上)はこちら

 東日本大震災の発生から10年。はぐくもっとでは気になる話題をアンケートで掘り下げる「子育てリサーチ」3・11特別編として、防災について考える。今回は無料通信アプリLINE(ライン)の「はぐくもっと」登録者に、家庭での防災対策について聞いた。多くの家庭で防災グッズや非常食を準備している一方で、およそ9割が自宅の防災対策は十分ではないと感じていることが分かった。

 



 アンケートは2月中旬に行い、27~69歳の男女37人が回答した。家庭内での災害の備えについて「十分だと思う」と答えた人はわずか11%。震災当時の経験を生かして自動車のガソリンをこまめに給油する、食料や水分をストックすることが習慣となった一方で、「3日分の食料が必要と分かっていても用意できない」「防災グッズを準備しただけ」など現在の備蓄に不安を感じながら、それ以上の行動につながっていないのが現状のようだ。
 家族と防災対策について話し合っているか尋ねると「たまに話し合っている」が49%、「あまり話し合っていない」が43%と意見が割れ、「まったく話し合っていない」とした人も5%いた。非常時の連絡手段や避難場所を家族と確認している人もいたが、普段から防災について話し合っている家庭は少ないようだ。

 


 県内ではここ数年、地震や水害といった災害がたびたび発生しており、避難を経験した人も多い。万が一の時に命を守る行動が取れるように、改めて家族と災害時の対応や防災対策について話し合いたい。

 「ミネラルウオーターの買い置きと、マイカーへのこまめな給油」

(日光市、55歳男性)

 「電池や灯油を買い置きしているほか、ガソリンも半分になったら給油するようにしています。これは10年間ずっと心掛けています」

(那須塩原市、40代女性)

 「火災や地震に強い家を建てたので、少しは防災対策ができているかと思う」

(栃木市、35歳女性)

 「保存できる食材や水を多めに買うようにしているくらいで、ほとんど対策できていないように思える」

(下野市、38歳女性)

 「避難場所の確認や連絡が取れなくなった時にどうするか話し合っておく」

(宇都宮市、31歳女性)

 「家具の転落防止材を取り付けたり、非常食を買い足したりするなど、毎月一つ防災対策を講じるようにしています」

(下野市、32歳女性)

 「飲料水、保存食、電池やカセットガスなど、電気やガスが使えないときのために備蓄しています。一人一つ避難用のリュックを用意しています」

(宇都宮市、39歳女性)

 「家には避難リュックや長期保存できる水と食料、車のトランク下にはラップ、紙皿、プラスチック食器、メガネ、寝袋、ナプキンなどを積んでいる。避難生活になった時にコンタクトレンズのケアは難しいと思うので、使わなくなったメガネは避難リュック、車に必ず入れている」

(宇都宮市、41歳女性)

 「子どもにも食べられそうなものの備蓄」

(宇都宮市、48歳女性)

 「オール電化なので、カセットコンロを常備しているほか、水、インスタント食品などある程度は備蓄してある」

(宇都宮市、43歳女性)

 「非常食になりそうなものは必ずストックして、時々確認する」

(栃木市、40代女性)

 「携帯トイレの準備、一つのリュックに最低限の物を詰めているが、3日間の食料が必要と分かっていてもなかなかできない」

(宇都宮市、39歳女性)