新型コロナウイルス感染症対策による臨時休校で異例の長さとなった“春休み”が間もなく終わる。休み明けに不安なことを、無料通信アプリLINE(ライン)の「はぐくもっと」を通じて小中高校生の保護者30人に聞いた。多くの保護者が、子どもの学力や体力の低下を心配している。

 

 心配事のトップは学力低下。保護者の7割超が回答した。家庭学習の難しさを嘆く声や、3月中に習う予定だった単元のフォローをどのように行うか知りたいといった意見が多く寄せられた。体力低下への心配もほぼ同数。外出自粛や生活リズムの乱れによる影響が気掛かりだ。

 精神面を不安視する人はおよそ5割。新しいクラスになじめるか、久々の学校生活でストレスがたまらないかを心配している。

 LINE「はぐくもっと」は臨時休校が始まった2月29日、3月1日にも同じアンケートを実施したが、結果は今回とほぼ同様。数週間たっても保護者の心配はなくならないようだ。

 

 臨時休校中の子どもの居場所について聞いたところ、「親と自宅」「祖父母・親戚・知人と」が半数。小学校低学年に絞ると大半が「学童保育」や「親と自宅」だったが、「子どもだけで留守番」もある。突然の休校で仕事の調整ができなかった保護者は少なくなかったとみられる。

子どもも感じる休み明けの不安
見逃せない「サイン」と対処法とは?

県カウンセリング協会 丸山隆理事長のアドバイス

 ■休みが長すぎて、新学期が始まって学校生活に慣れるまでにストレスがたまりそうで心配です。
小山市、女性(33)

 ■生活スタイルが乱れてきた。自主勉強にも限度がある。やはり時間割を作って過ごせば本人も納得してオンオフの時間が作れる。
宇都宮市、女性(38)

 ■前学年で終わっていない単元を漏れのないように授業で教えてほしい。
宇都宮市、女性(41)

 ■授業数が増えるのか、夏休み等を短くして足りない分を補ってもらえるのか、学校の方針を示してもらえてないので不安。完全に沈静化するとは思えないので、学校で発生した場合のガイドラインを明確にしてほしい。
宇都宮市、女性(42)

 ■学童保育ではうるさくて勉強が全くできません。家にいる子と差がついているだろうと心配しかありません。
宇都宮市、女性(40)

 ■自宅での自主学習の仕方が分からない。自宅では集中して勉強できないし、外出を控えているため体力の低下も見られる。親は精神面での影響、負担が大きい。
宇都宮市、女性(38)

 ■規則正しい学校生活、授業に戻れるか? 集中力、学習意欲を高められるか?
足利市、女性(51)

 ■クラス替えがあるので早く新しい環境になじんでほしい。
宇都宮市、女性(44)

 ■習っていない単元を残して新学年になるので、前学年のやり残しをフォローしてほしい。家で教えたが、お互いイライラしてけんかになってしまった。
宇都宮市、女性(42)