気になる話題をアンケートで掘り下げる「子育てリサーチ みんなの声」。今回のテーマは「スマートフォン(スマホ)との付き合い方」。無料通信アプリLINEの「はぐくもっと」と下野新聞ホームページなどを通じた回答(57人)を見ると、子どもにスマホを使わせることに9割近くが抵抗感を持っていることが分かった。

 

 子どもがスマホに接し始めた年齢は「小学校入学前から」が8割超で、その半数以上は0~2歳。「レストランや病院で静かにさせるために見せてしまう」といった理由で、スマホはかなり早い時期から子どもの身近な存在になるようだ。

 使用頻度は、3分の1が「ほとんど毎日」。小学4~6年生の4割、未就学児の3割がほぼ毎日スマホに接し、自分たちの写った写真や動画、YouTubeなどの動画を楽しんでいる。

 一方、子どもにスマホを使わせることへの抵抗感は、88%が「とてもある」「まあまあある」と回答。悩める保護者の様子がうかがえる。

 子どもにスマホを使わせるメリットとデメリットを複数回答で聞いたところ、デメリットがメリットの3倍という結果に。2割は「メリットはない」と答えた。視力への影響を心配する声が最も多く、「子どもが夢中になり過ぎる」「外遊びをしない」といった意見も目立った。

 スマホのメリットとして半数を占めたのは「子守代わりになる」こと。だが、これをデメリットとして捉える人も多かった。

 

 

 ▼レストランや病院の待合室、電車などで静かにさせるために見せてしまいます。最近は自分から見たがるようになってしまい、親としても反省しています。

 まるさん(33)宇都宮市

 ▼小学4年生になってから、自分で触らせることを可にしました。単身赴任の父親には自分で電話するようになり、必ずしも悪とは言えないと思います。

 みっつんさん(42)小山市

 ▼息子がYouTubeのような動画に興味を持った時、親としてどこまでスマホのツールを制限すべきなのか悩ましい。

 まるえりさん(29)下野市

 ▼いつまでも見ていて離さない。その間メールチェック等ができない。

 はやみぃままさん(35)下野市

 ▼終わりの時間を約束しても守れない。もっと見たいとキレる。

 めいじせいかさん(35)小山市

 ▼外出先で騒ぎそうな時に、ついついスマホで動画を見せてしまいます。本当は絵本やおもちゃがいいのでしょうが、子ども2人分持っていくと荷物が増えてしまうので悩みどころです。

 ゆうさん(31)宇都宮市

 

急性内斜視になることも…

幼児は特に注意

 日本弱視斜視学会理事の新井田孝裕(にいだたかひろ)国際医療福祉大副学長によると、スマホによって近視が進んだり、片目が内側に寄る「急性内斜視」になったりする可能性があるという。

 至近距離で長時間見ることが習慣化すると、過剰に寄り目になり、急性内斜視を引き起こすと考えられている。初めは物が二重に見えるが、徐々にずれた目の映像を脳が自動的にシャットアウトし、片目で見る癖が付く。そうなると、両目で立体的に物を捉える機能も低下する。両目で見る機能が完成するのは6歳ごろ。幼児は影響を受けやすいので特に注意が必要だ。

 子どもが「物が二重に見える」と訴えたり、視線が合わないなどの症状が出たりしたら、眼科の受診を。スマホの使用中止でよくなることもあるが、改善しない場合は手術になることもある。