県こども政策課によると、会員数など国の実施要件を満たす県内15市町のファミサポの活動件数は毎年10%前後増え続けている。昨年度の活動件数は計約3万5千件。同課は「ファミサポの認知度が上がってきているのではないか」と分析する。

 

 一方で、提供会員の登録が伸び悩み、サポートにつながらないケースもあるという。

 毎月230件以上の支援を行っている下野市ファミサポも、提供会員の確保が悩みの種になっている。口コミなどで依頼会員は昨年度末に200人を超えたが、提供会員は70人前後。支援者が増えていないのが現状だ。

 提供会員の多くは50代後半~60代で、家族の介護を担う人も多い。登録には小児看護や普通救命救急などの研修を受ける必要があるため、実際に活動できる人は限られているという。

 支援者を増やすため、同市は交流会を開いている。同センターは「子どもからの『ありがとう』が活力になる。子育て時代の恩返しとして協力してほしい」と呼び掛けている。