幅広い世代に人気の井上咲楽さん

 明るく元気なキャラクターとトレードマークの太い眉毛を武器に、バラエティー番組やワイドショーなどで活躍するタレント井上咲楽(いのうえさくら)さん(19)。父井上力夫(りきお)さん(49)と母悦子(えつこ)さん(52)に子育てを振り返ってもらった。

 力夫さん 咲楽は4人姉妹の長女として生まれました。僕は東京の柴又出身で、昔から「男はつらいよ」を見ていたせいか、“さくら”という響きが好きで。10月生まれなので花の桜ではなく、人生楽しく咲き誇ってほしいという意味を込めて「咲楽」にしました。

 悦子さん 小さい頃は仲のよい友だちと遊んだり、妹たちと折り紙を折ったりする、どちらかというとおとなしい子でした。かと思えば、上手にできないとかんしゃくを起こして泣きじゃくって。負けず嫌いなところはありました。

井上力夫さん
悦子さん

 

 力夫さん 「人に迷惑を掛けてほしくない」という思いがあったので、咲楽と次女はかなり厳しくしつけました。例えば、相手が嫌な気持ちにならないように食事中は茶わんを持って肘を付かない、あぐらはかかない、とか。当たり前ですけど、大人でもできない人は多いですからね。

 悦子さん そのおかげか三女、四女のお世話やしつけは積極的にやってくれました。私が寝込んだ時は妹たちと分担してごはんを用意してくれたり、茶わんを洗ったりしてくれました。

 

 力夫さん 咲楽はすごく真面目なので、カレーを作る時はレシピに書かれている分量をきっちり守りますね。「肉多め」「コーンを入れて」と言ってもアレンジが利かないんですよね。

0歳ごろの咲楽さん

 悦子さん 小学校で肉じゃがを作ってからは、自宅でもだしを取るところから始めていました。東京でも、みそ汁はかつおだしから取っているようですよ。

 力夫さん 控えめだった咲楽が変わってきたのは小学4年生の頃。小学生が芳賀郡内を5日間かけて歩く「はが路100キロ徒歩の旅」に自分から参加したいと言ってきたんです。

 それまでは友だちの後について行くことが多かったのに、この時は1人で参加して。家族が応援するのも禁止されていたし、人見知りなところもあったので周りとなじめるか心配でしたが、ボランティアの大学生と仲良くなり、明るくなって帰ってきました。4年、5年と2年間参加しましたが、2年続けて100キロ歩き通したのが自信になったようですね。