気になる話題をアンケートで掘り下げる「子育てリサーチ みんなの声」。2回目のテーマは「乳幼児期の習い事」。無料通信アプリLINE(ライン)の「はぐくもっと」の友だち登録者と下野新聞のホームページを通じ、71人が回答した。習い事は3、4歳で始めさせる人が多く、一番人気はスイミング。選び方に迷っているパパママも多いよう。宇都宮共和大の高柳恭子(たかやなぎやすこ)教授は「発達や興味関心を見極めて」とアドバイスする。

 


 

▼生後半年から約1年間、長女とベビースイミングに通いました。スキンシップが取れ、子どものことだけを考えていられ、親子ともよい気分転換になりました。

 倉井舞さん(31)下野市、公務員(長女2歳、次女10カ月)

▼ピアノの練習や公文の宿題を家でやらせるのが大変。無理やりやらせると、かえって嫌いになるのではと不安になります。やる気にさせる方法が知りたい。

 トコトコママ(44)大田原市、主婦(長男小6、長女小2、次女4歳)

▼やめ時の見極め方が分からない。だらだらと続けており、親のエゴではと悩んでいます。

 会社員女性(39)宇都宮市(長男小1、次男3歳)

▼保育園で習い事ができるので、送迎の必要がなく助かります。長女も新しいことに挑戦し、自信につながっているようです。

 弘美さん(38)真岡市、主婦(長女5歳、長男3歳)

▼英会話の先生が代わり、次男が「やめる」と泣きだしました。理由を聞くと、ふざけたり間違えたりすると「ベイビー」と赤ちゃん扱いされ、自尊心が傷ついたよう。先生との相性、出会いは大切だと思います。

 しょぼちゃん(37)宇都宮市、主婦(長男小2、次男小1)

▼レッスンを細かく見て、よかったところを具体的に褒めるようにしています。「今日もあなたの成長をちゃんと見てる」と言うと本人も頑張ってくれます。やる気を出させるため、時々、物で釣ることもあります。

 山下香織さん(46)宇都宮市、主婦(長女小5、次女小1)

▼自分が昔ピアノをやっていたため、ピアノを習っていた長女につい口出しをしてしまっていました。先生に「親が知らない世界の方が子どもにはいいこともある」と言われ、バイオリンに。私は何も分からないので素直に褒めることができ、娘も自信になったよう。

 モリマリ(42)宇都宮市(長女中2、次女小6、長男小1)

 

習い事の選び方

発達や興味など旬を見て

宇都宮共和大子ども生活学部 高柳恭子(たかやなぎやすこ)教授

 

 習い事はそれぞれよさがありますが、子どもがそのよさを感じられるかを見極めることが重要です。習い事が多いとどれも中途半端になり、子どもが疲弊するので、幼児期なら三つまでにしましょう。

 選び方ですが、子どもには発達や興味関心など“旬”があります。個人差もありますが、人の言うことを理解し、待つことができるのは4歳ぐらいから。順番を待つことが多い習い事もあります。子どもの“旬”を見てから決めましょう。時には始めるタイミングを待つことも大切です。

 そして「帰ろう」と言っても子どもが「帰りたくない」と言うなら習う価値があります。子どものやる気がなく、やる気を出させるためにご褒美をあげたり、怒ってしまうような場合は、押し付けずに一度やめるのも手です。時間をおいて子どもが「またやりたい」と言うなら、再開してもいいでしょう。

 ただ、ピアノや勉強系は家での練習や宿題が求められ、その過程が大切な習い事です。子どもにとって成果が出るまではつらいので、挫折しそうになります。習い事を始める前に、練習の大切さを理解するための成功体験をさせるといいです。縄跳びや折り紙、自転車など子どもが興味のあるものを家でやってみましょう。

 親として忘れてならないのは、何のために習い事をさせるのかです。才能を伸ばすには、できたことを褒めるのではなく、できなくても頑張っている過程を褒めることが大切です。そのためには子どもの様子をきちんと見守りましょう。