
2025年春に卒業予定の大学生らを対象とした合同企業説明会「とちぎ就活フェア」(下野新聞社主催)が5日、県総合文化センターで開かれた。学生約120人が来場し、各企業の説明に熱心に聞き入った。
金融、食品製造、建築など本県に拠点を置く42の企業や団体が参加。それぞれブースを設け、採用担当者がパンフレットや製品を見せながら業務内容などを説明した。学生たちはブースを自由に回り、メモを取ったり担当者に質問したりしていた。
IT業界志望の宇都宮ビジネス電子専門学校2年川西拓弥(かわにしたくみ)さん(20)は「実際に現場で働いている人から働き方について直接聞くことができた。(就職活動の本格化を受け)プレッシャーや不安はあるが、説明会への参加を重ねて慣れていきたい」と意気込んだ。
人手不足を背景に採用の早期化も進む。砕石製造販売オーリス(宇都宮市川田町)の担当者は「説明会などで一人一人の学生と丁寧に向き合っていきたい」と話した。