小山のベビーマッサージ教室 堀内さんに聞く

太陽の光が横から入るようにすると普段の表情を撮影しやすい

 春は卒業式や入学式などで子どもの写真を撮る機会が多いが、わが子の写真が上手に撮れずに悩んでいる人もいるのでは。子育て家庭を中心とした出張フォトグラファーとして活動している小山市のベビーマッサージ教室「メリーココ」の堀内美佳(ほりうちみか)さん(33)に、子どもの写真を撮るポイントを聞いた。

堀内美佳さん

 ベビーマッサージ講師でもあり、乳幼児の愛らしい姿を撮影するママフォトグラファー協会の「ベビグラファー」の資格を持つ堀内さん。子どもの写真を撮る上で大切なことは「コミュニケーションを取ること」と話す。

 子どもは体を動かしたり遊んだりするのは好きだが、じっとするのは苦手。「こっち向いて!」と強く言ってしまうと、意地になって顔を向けないこともある。子どものペースに合わせ、遊びながら撮影することを心掛けよう。

 自宅で撮るなら、晴れた日の窓際がベスト。薄手の布を通すと柔らかい光になるので、レースカーテンや白い布を背景にする。白やパステルカラーなど淡い色の服やカーペットがあると、顔色が明るくなりやすいのでお勧めだ。

レースカーテンや白っぽいカーペットなどを使うと室内でもきれいに撮影できる

 光に背を向ける逆光は顔が暗くなると思われがちだが、「輪郭が和らぎ、光に包まれたような写真が撮れます」と堀内さん。シャッタースピードや絞りを調整し影を飛ばすよう撮影すると、明るく温かみのある写真になる。ぶれやすいので絞り優先モードで撮影し、明るめに撮影しやすい単焦点レンズなどを用意するとなお良い。

 屋外では、太陽に向かって順光で撮影すると日光がまぶしくて顔を背けたりしかめたりしてしまうため、実は笑顔が撮りにくい。光を横から入るようにしたり、逆光で撮影したりした方が表情は崩れない。

 例えば「満開の桜をバックに撮影したい」など撮影したいポイントが明確にある場合は、「あそこのベンチで休憩しよう」「あっちまで競争しよう」などと、遊びの要素を入れながら上手に子どもを誘おう。ポイントに着いてもすぐにカメラを向けず、おやつを食べたり、遊んだりして子どもを満足させると、自然な笑顔の写真を撮りやすい。

 さらに上達したい人は、セミナーを受講するのも手だ。堀内さんは「子どもの誕生をきっかけにカメラを新調した人も多いはず。こつをつかめば上手に撮れるし、子どもも親も撮影が楽しくなりますよ」と話した。