「ちょっと、ちょっとちょっと!」のギャグでおなじみの、たくやさん(37)とかずやさん(37)による双子お笑いコンビ「ザ・たっち」。父角田英夫(かくたひでお)さん(63)と母美詠(みえい)さん(64)に子育てを振り返ってもらった。

双子のお笑いコンビとして活躍する「ザ・たっち」のたくやさん(左)とかずやさん

 美詠さん 主人とは中学の同級生で、結婚してすぐに2人を授かりました。初めての妊娠・出産が双子だったので、宇都宮市から実家のある石橋町(現下野市)に戻って子育てを始めました。

 2人の名前の由来は、あだち充(みつる)先生の漫画「タッチ」から取ったとよく言われます。確かに妊娠中よく読んでいましたが、もともと子どもには「拓」の字を付けたくて、長男は拓也(たくや)、次男は和也(かずや)と名付けました。

0歳の頃のたくやさん(右)とかずやさん

 英夫さん 小さい頃からひょうきんで元気な子たちでした。当時は双子が珍しかったこともあってか、近所の子たちもよく遊びに来てくれましたね。家族や周囲のサポートのおかげで、2人とも大きな病気やけがもなく、すくすく育ってくれました。

 美詠さん 私の実家のすぐそばに2人と同い年の子がいたので、裸で水遊びをしたり、泥遊びをしたり。外遊びが多く、あちこち駆け回っていました。2人は物の取り合いや口げんかなどはしょっちゅうありましたが、親の目から見て深刻なけんかをしたことがなく、ずっと仲が良かったですね。

 周りから見るとそっくりな双子ですが、拓也は責任感が強くきちょうめんなのに対して、和也は大ざっぱな性格。2人とも6歳下の妹の面倒をよく見てくれましたが、拓也は「妹をよろしく」と頼むとずっと妹の世話をしていたのに対して、和也は別の遊びをしていたこともありました。

角田英夫さん
角田美詠さん

 

 英夫さん 私は警察官だったので、家族で栃木市内の駐在所や官舎に住んでいた時期もありました。駐在所には庭があったので、よく家族で遊んでいました。刑事課にいた頃は特に仕事が忙しかったのですが、官舎には同級生や年上の子どもたちもたくさん住んでいたので遊び仲間には事欠きませんでした。

 美詠さん 2人が小学5年生の時に自宅が完成して再び石橋町に引っ越しました。私が実家の美容室で働いていた都合で町内の幼稚園に通っていたので、転校先の学校に幼なじみが多く、すぐなじんでいました。1人で転校するのは勇気がいるかもしれませんが、双子だったのでその点は心強かったのかもしれませんね。