UIJターン(地方移住)の促進を図ろうと県は10月から、東京圏の20~30代を対象に、本県のまちづくりを体験できる事業に乗り出す。観光では物足りないが、移住だとハードルが高いと考えている人たちに、都内でのイベントや鹿沼や那須など4市町のまちづくり団体での活動を体験してもらう。その上で、将来的には本県に住みながら東京圏に通勤したり、県内で就職したりしてもらうことを想定している。

 国の補正予算による地方創生交付金を活用した事業。事業費は約600万円。神奈川、千葉、埼玉を含む東京圏から、UIJターンの場所として本県を選んでもらえるよう「きっかけ」を提供する。

 10月4日に東京都港区芝浦3丁目の「SHIBAURA HOUSE(シバウラ・ハウス)」で、トークイベントを開く。東京圏の若者20~30人程度が参加する予定で、本県のまちづくりに取り組む人たちと意見交換をする。その後、希望者に本県でまちづくり活動に参加してもらう。

 10~12月の週末に最低1泊2日でまちづくり体験を用意する。活動先は鹿沼市の「鹿沼宿旅館再生プロジェクト」、那須町の「那須ゲストハウスDOORz(ドアーズ)」、栃木市の「マチナカプロジェクト」、茂木町の「もてぎ里山らいふプロジェクト」の四つ。

 東京圏に近接する本県は交通アクセスに優れていることから、この事業を通し、今回の活動以後も、週末に繰り返し来県してもらうことを狙う。

 県はPRするためチケットを模したパンフレットのセットを2千部作成した。東京都内などで配布している。(問)県地域振興課028・623・2233。