【那須烏山】市地域雇用創造協議会(代表・大谷範雄(おおやのりお)市長)が烏山和紙を使って開発した製作キット「烏山和紙灯(あ)かり」が厚生労働省の成果物のコンテスト・ものづくり部門で最優秀賞に輝いた。伝統工芸品をキットとして身近な存在にしたことが高く評価された。開発を担当した同協議会実践支援員の渡辺貴也(わたなべたかや)さん(25)は「初めて手掛けた商品が評価されてうれしい。これからも地域資源を生かした商品開発をしたい」と喜びを語った。(近藤文則(こんどうふみのり))

 このコンテストは10月、都内で開かれ、同部門には全国から8作品が応募した。

 「烏山和紙灯かり」は、購入者が烏山和紙を四角柱の発泡スチロールの型に張り合わせて作る高さ約17センチ、幅・奥行き約10センチの製作キット。ルームランプなどに最適で、和紙独自の温かな光が特長。渡辺さんが民芸品などを販売する中央2丁目の烏山クラフト館などの協力で約4カ月かけ製作した。

 また同コンテストでは地酒、東力士の酒かすを使ったチーズケーキが、食品部門で第2位に選ばれた。

 同協議会は来年2月に市内事業者向けの報告会を開き、両商品の販路とそれに伴う雇用創出を狙う。

 同協議会は昨年7月、上境に事務所を開設。厚労省の実践型地域雇用創造事業の対象。セミナーなどを通じ就業者のスキルアップを図り地域の雇用確保に取り組んでいる。2013年度は32人の雇用を生み出しており、15年度までに123人の雇用創出を目指す。

 大谷市長は「短期間での開発、そして受賞は協議会にとっても快挙。商品の周知を図り商品化と雇用拡大につなげたい」と話している。