2025年3月卒業予定の学生向けに県内企業の情報を発信する「2025とちぎメタバース就活オンライン」(下野新聞社主催)が14日、インターネット上のメタバース(仮想空間)で開催された。事前に申し込んだ県内外の学生約30人が参加した。

 イベントは2月に続き2回目。企業と学生は、会社や自宅などから端末を使い、メタバースで自身のアバター(分身)を操作して会話する。移動の手間がかからないことに加え、アバターを使うことで通常のオンライン説明会よりも臨場感が増し、意思疎通を図りやすいという。

 今回は県内の企業や自治体など31社・団体が出展した。学生は企業のブースを自由に訪れ、説明を聞いたり質問したりした。

 宇都宮大大学院1年村上史帆(むらかみしほ)さん(23)は「アバター同士だと、通常の説明会よりも気楽に参加できると感じた」と話した。