【宇都宮】障害者を対象とした就職ガイダンスが24日、JR宇都宮駅東口の交流拠点施設ライトキューブ宇都宮で開かれた。約100人が出席し、参加企業の人事担当者の説明を熱心に聴き入った。

 市と宇都宮公共職業安定所、宇都宮商工会議所が主催した。雇用のミスマッチを防ぎ、障害者の就職を後押しすることを目的に開催している。今回で4回目となった。

 市内に事業所を構える金融、自動車販売、製造業などの10社がブースを設置。人事担当者が障害者に配慮した社内設備、待遇、業務内容など、それぞれの社の特徴について説明した。

 出席者たちはメモを取りながら、「パソコンのスキルはどのくらい必要ですか」などと質問していた。真岡市在住の男性(20)は「応募したい会社が見つかって良かった」と笑顔で話していた。

 宇都宮市によると、市内の福祉施設から一般就労に移行した障害者の人数は、2021年度が104人だった。市障がい福祉サービス計画で23年度までの目標に掲げた91人を上回っている。