県内へのUIJターン就職を促進しようと、県は19日までに県内企業へ足を運んで細やかな情報を“取材”するUIJターン就職推進員を県労働政策課に新たに配置した。集めた情報は本県が都内に設置した就職相談窓口「とちぎUIJターン就職サポートセンター」を介して県が就職促進協定を締結した大学に発信する。併せて協定校の就職支援職員を対象にした県内企業の見学会も開催し、企業の具体的な情報を学生に届ける体制を強化していく。

 同就職推進員は県内企業を訪問し、協定校のOB・OGから仕事の様子を聞く。集めた情報を同センターに引き継ぎ、学生の就職支援に役立ててもらう。

 県と協定を結んでいる大学は4月1日時点で130校に上る。日本大では2017年度までの3年間で100人を上回った。日大の就職課は「県が県内企業の情報を同センターの窓口に集約したことで、学生が地元企業にアプローチしやすくなった」と効果を実感している。

 中央大のキャリアセンター担当者は「(栃木県と協定を結んだことにより)企業の十分な情報を基に就職活動の支援ができるようになった」と話す。中央大でも県内へ就職する学生は毎年増え、17年度の実績は21人だった。

 県は本年度から大学の就職支援職員を対象にした県内企業の見学会も始める。学生を第一線で支援している職員に、企業を直接見てもらうことで、職員が学生に具体的な助言ができるようにする。県労働政策課の担当者は「大学側と密な関係を築くことで学生に情報が流れやすくなった。企業のきめ細かい情報を集め、協定校のさまざまな要望に応えていく」と話している。