県人事委員会は17日の県議会一般質問で、「就職氷河期世代」と呼ばれる30代半ば~40代を対象とした正規職員採用試験を、347人が受験したと明らかにした。採用予定人数は3人程度で、倍率は115・6倍に上った。試験日が同じ11月29日だった同様の国家公務員採用試験の倍率35・8倍を大きく上回る狭き門となった。

 熊倉精介(くまくらせいすけ)人事委員会事務局長が、金子(かねこ)武蔵(むさし)氏(とちぎ自民党議員会)の質問に答えた。

 県は国の就職氷河期世代への支援プログラムに呼応し、4月1日現在で35歳以上50歳未満を対象として、10月1~21日に行政職を募集した。応募者は県外を含め505人だった。来年1月の2次試験を経て、同4月1日付で採用する。

 人事委員会の担当者は「国の試験日と重複したため、受験者は応募者の半数程度だと思っていた」と驚いた様子。試験は本年度から3年間実施するが、県人事課は「来年度以降の採用枠は今回の結果を踏まえ、若年層とのバランスを考慮しながら、人事委員会と協議していきたい」としている。