
新型コロナウイルス感染症の影響などで離職した人の再就職を支援する初の面接会が11日、県総合文化センターで開かれた。求職者たちは、製造業や販売業など12事業者の担当者から事業内容の説明を聞いたほか、面接に臨んだ。
県や栃木労働局、経済団体など官民10団体による「とちぎ雇用維持確保・テレワーク等推進会議」が主催した。新型コロナで雇用情勢が悪化する中、一度に多くの事業者と顔を合わせる機会を設けることで、求職者の早期の再就職につなげることが狙い。
会場には事業者ごとにブースが設けられた。求職者たちは関心のあるブースを訪ねて、担当者から事業内容や求める人材などを聞いていた。製造業を希望する宇都宮市の男性(35)は「正規雇用を探しているが、コロナで厳しさが増している。今回のような機会を通じ、希望に合う企業と出合いたい」と話した。