【那須塩原】障害者と企業によりよい関係を築いてもらおうと、高砂町の就労移行支援事業所「LITALICO(リタリコ)ワークス那須塩原」は13日、同所で「当事者による就職事例講演会」を開いた。同事業所入社9年目の社員で精神障害のある長谷川進一(はせがわしんいち)さん(41)が登壇し、自身の体験を通じて長く働くポイントなどを語った。

 2016年に「障害者差別解消法」が施行、今年4月には障害者の法定雇用率が2・2%に引き上げられた。こうした中、企業や障害のある人に働き方のイメージを持ってもらおうと講演会を企画した。

 長谷川さんは大学院生だった19年前に統合失調症を発症。茨城県の会社に就職したが、体調を崩し3年ほどで退職。同事業所前身の施設に通所し就職した。

 講演会は身体、知的、精神などに障害のある人や企業の担当者ら約25人が参加。長谷川さんは働き方で気をつけている点として「体調の安定」など5項目を挙げた。楽しく働く四つのポイントとして「自分の『弱い部分』を周りに知ってもらう」「自然と笑える環境が大切」などと話した。

 長谷川さんに対し同事業所が取り組む配慮点として吉田祐樹(よしだゆうき)センター長(33)は「疲れているポイントを探して声掛けする」などと紹介した