他プロチームと連携模索

 バスケットボールB1宇都宮ブレックスを運営する栃木ブレックス(宇都宮市、鎌田真吾(かまたしんご)社長)は18日、県庁記者クラブで会見し、現役を引退したスポーツ選手の就職支援を開始したと発表した。人材派遣のニチユウ(上三川町、早川雄基(はやかわゆうき)社長)と新会社を設立し、バスケットボールをはじめとするさまざまな競技の経験者を県内企業に紹介する。プロスポーツチームが事業としてセカンドキャリア支援に乗り出すのは県内初。

 ブレックスとニチユウが共同出資して宇都宮市に設立した新会社の名称は「ブレックス・アスリートキャリア・マネジメント(A.C.M.)」。社長には栃木ブレックス・マーケティンググループマネジャーの今井英二郎(いまいえいじろう)氏(41)、副社長はニチユウの早川社長(30)が務める。

 支援するスポーツ選手は競技の種類やプロ、アマ、現役などの立場を問わない。選手側は「正社員としての就職」か「仕事と競技の両立」のいずれかのコースを選択し、ブレックスA.C.M.社の1次面接、適性試験を受験。一般常識の理解度などを測った上で企業との最終面接に向けたビジネスマナーや履歴書の書き方などの指導を受ける。就職が決まるまで費用はかからない。

 一方、人材紹介を希望する企業側は事前に求める職種などの登録(無料)を行い、選手側と条件がマッチすれば有料で紹介を受ける。希望によりインターンシップ(就業体験)として1カ月の受け入れも可能。登録の受け付けは年明けから始まっており、18日現在で関東自動車や藤井産業など20社以上がサポート企業として登録している。

 会見に臨んだ今井社長は「セカンドキャリア支援でアスリートが良いパフォーマンスを発揮できれば、それが日本のスポーツ界発展にもつながる」と抱負を語り、他の県内プロチームとの連携を模索する考えも示した。事業初年度は月1人程度のマッチングを目標に支援を進めていくという。