県教委は8日、2020年度公立学校新規採用教員の選考試験結果を発表した。小中学校と県立学校(高校、特別支援学校)の合格者数は、前年度比76人増の641人だった。全体倍率は0・7ポイント減の3・3倍で、過去10年間で初めて4倍を切った。

 退職者の増加や、20年度から1学級の定員を35人以下とする「35人学級」を小中学校の全学年で導入することから、特に小中学校の合格者が増えた。一方、受験者数は前年度より180人減り、過去10年間で最少の2092人となったため、倍率が大きく低下した。

 合格者の内訳は男性304人、女性337人。小中学校は109人減の1474人が受験し、61人増の509人が合格した。倍率は0・6ポイント減の2・9倍だった。県立学校は71人減の618人が受験し、15人増の132人が合格。倍率は1・2ポイント減の4・7倍だった。

 昨年、障害者雇用水増し問題が発覚した県教委は今回から、障害者対象の特別選考の受験資格に知的、精神障害者を加え、募集人数を従来の5人から20人に増やした。しかし受験者は1人しかおらず、合格者はいなかった。県教委は「一層の周知を図る必要がある」としている。