
県教委は20年度、小中学校で380人程度、高校で70人程度の採用を予定しており、倍率は小中学校で3・7倍、高校で7・1倍となった。応募のみで受験しない人も一定数いるとみられ、実際の試験倍率はさらに下がる見込み。
教員のなり手不足は全国的な傾向で、18年度の小学校教員採用試験の倍率は新潟県で1・8倍、福岡県で1・9倍を記録した。本県は3・0倍だった。倍率が3倍を下回ると、人材の質の維持が困難になるとされる。危機感を抱く県教委は、教員の魅力のPRに努めるとともに「働き方改革を推進し、多くの学生に教員を目指してもらえるようにしたい」としている。