都内で7月開かれた本年度1回目の「新・農業人フェア」で、本県が出展した「とちぎでいちごを始めよう」ブースへの就農相談件数は前年度比76・2%増の37件だったことが、県経営技術課のまとめで分かった。

 今年4月末までの1年間に県内で新たに就農した344人のうち、新規自営就農者で非農家からの参入者を見ると45人中18人がイチゴ生産者となっており、新規就農者の志向作物としてイチゴの人気は高い。

 今回の相談増加について同課は「一定の面積で経営が成り立ち、作物としても収益性が高いため」と分析。その上で「先進農家での研修や就農初期の県の普及指導員による巡回、JAの部会で勉強できるなど、県内での支援は充実しているので、就農して定着する人を一人でも多く増やしていきたい」としている。

 新・農業人フェアは農業への就職・転職希望者を対象にしたイベントで、農業経営者や自治体相談員ら農業関係者と直接話ができる。農水省の補助事業としてリクルートジョブズ(東京)が主催・運営している。

 本県関係は県農業振興公社が県の補助を得て、当初の2001年度からブース出展を続ける。特に2年前からはイチゴ生産者確保の強化を狙い、従来の農業全般の本県ブース「とちぎで農業を始めよう」からイチゴブースを独立させた。

 イチゴブース設置の最初となった15年度の1回目フェアの相談件数は28件、16年度は21件で、本年度は37件。本年度1回目の本県ブース「とちぎで農業を始めよう」は前年度比46・9%増の47件だった。