2018年に卒業する大学3年生らの採用に向けた会社説明会が3月1日解禁され、就職活動が本格化する。企業の間では実施期間が1日の「ワンデー」型インターンシップ(就業体験)開催の動きが活発で、県内でも既に“前哨戦”が始まっている。

 宇都宮大キャリア教育・就職支援センターによると、県内外の企業から同大に寄せられたインターン

シップの案内は、2月下旬までの約1カ月で200件以上。担当者は「(経団連指針で)就活日程が変更されたここ1~2年増えている印象だが、こんなに多いことは今までなかった」と驚く。インターンの実施期間は「ワンデー」が中心で、中小企業も目立つという。

 リクルートキャリア(東京都)の調査では、インターンの実施期間(予定含む)は「1日」とする企業が最も多く、16年度は37・9%。新年度はさらに増え、44・5%となっている。

 県南の自動車部品メーカーは1月から初めてワンデーを実施している。人事担当者は「人の確保に苦労しており、学生の目に触れる機会を増やそうと考えた」と始めた理由を説明する。学生優位の「売り手市場」に対応するためだが、「反応は悪くはない」と言い、志望者増に期待する。

 県内の大学に通う3年女子学生は、これまでに県内3社のワンデーに参加した。「いろいろな企業を見てみたいので、日数は1日でもいいかな。企業や業界のことが分かり良かった」とワンデーに好意的だ。

 企業と学生の双方にとってメリットがある手法だが、実質的な会社説明会との指摘もある。同センター副センター長の末廣啓子(すえひろけいこ)教授は「『3月1日就活解禁』の指針と現実が乖離(かいり)したような状態。ルール化を考える必要もあるのでは」と話している。