栃木労働局は27日、2017年春卒業予定の大学、短大、高校生の11月末現在の就職内定状況を発表した。大学生の内定率は前年同期を0・7ポイント上回る64・4%で、比較できる1997年11月末の調査以降、2番目に高い水準となった。短大生、高校生はともに過去最高を更新し、短大生は同5・2ポイント増の66・7%、高校生は1・4ポイント増の89・6%で、売り手市場がさらに鮮明になっている。

 白兼俊貴(しろかねとしき)局長は「多くの企業が今後、定年を迎える年齢層への対応として、新卒を採用し将来を支える人材に育成しようと考えているようだ」と説明する。

 県内のハローワークが受理した大学、短大、高専、専修学校生を対象とした求人数は、9・1%増の5044人。このうちハローワークを通じて調査した県内大学の学生の内定率は、1998年3月の卒業者に次ぐ水準で、リーマン・ショック以降で最も高かった。短大生の内定率は2年ぶりに最高を更新した。

 一方、高校生の内定率は9年ぶりに最高を更新。高校とハローワークが扱った求人数は13・9%増の6665人、求職者数は2・1%減の3786人。求人倍率は0・25ポイント上昇の1・76倍で、リーマン・ショック以降最高だった。

 産業別で見ると、大学・短大生等は卸売・小売業で3・1%増、製造業が16・5%増。高校生は製造業が6・6%増、建設業は21・0%増えた。

 今春卒業した新卒者の3月末の内定率は大卒が97・1%、高卒が99・5%で、白兼局長は「内定率は最終的に今年に近い数字まで上がると期待している」と話した。