県内での就職活動に必要な情報を掲載しているスマートフォン用県公式無料アプリ「とちまる就活アプリ」の本格運用が始まり、3カ月が経過した。登録社数は21日現在602社で、学生側のアプリダウンロード数は1148件(18日時点)となった。県労働政策課は「この数字に満足しているわけではないが、スタートから3カ月としては順調な滑り出し」とみている。

 県は本年度、本県から首都圏に進学した学生の本県への就職活動を支援するため、同アプリを開発し、8月6日から運用を始めた。県内に多く存在する優良企業の情報を学生に知ってもらうのが狙いで、自治体がこの種のアプリを運用するのは全国で初という。

 ダウンロード数の目標値は設定していないが、同課の担当者は「現在の3年生の登録が進んでいる。今後さらに増えるのではないか」とみている。

 アプリには栃木労働局から新卒求人データを入手し、照会できるようにした。対象となるのは大学、短大・高専、専門学校の学生。栃木労働局の新卒求人数は中卒・高卒を除くと、年間約5千人で、これらの情報がアプリで見られる。

 「業種」「職種」「業界別」やフリーワードでも検索できる。自分が希望する企業や業種などを事前に登録しておくと、情報が更新される際、画面に表示される。企業情報や合同説明会など採用関連イベント情報も得られる。個人のスケジュール管理機能も付けた。

 登録した企業側からは「無料で企業情報を発信できるツールはありがたい」との声が寄せられている。

 県は昨年6月から、首都圏の大学・短大との就職促進協定締結を進めており、今年10月末時点で91校と協定を結んだ。県内の19校とも同協定を締結しており、同課の担当者は「今後、就職促進協定を結んだ大学・短大を中心にPRしていきたい」と話している。